[外装材の維持管理]

建物のロングライフ実現に向けて
適切なメンテナンスが必要です

維持管理の目的

大気中にはアイジーサイディング・アイジールーフ・アイジーヴァンドの表面基材の腐食の原因になるさまざまな要因が含まれています。
自動車の排気ガス、工場からの排煙、海岸地帯の海塩粒子、凍結防止剤など、多種多様な要因があります。
近年、環境公害のひとつとして酸性雨問題があります。
酸性度の強い水分との接触や付着水分の蒸発、濃縮により表面塗膜の耐久性の低下やさびの発生に至る場合があります。
これらの他に、屋根材は日頃から紫外線にさらされているため、さらに過酷な環境におかれています。
建物の長寿命化を実現するためのひとつとして、アイジーサイディング・アイジールーフ・アイジーヴァンドの 適切なメンテナンスが重要であり、外壁と屋根の性能を維持するために定期的な維持管理をお勧めします。

維持管理の目的

塗膜の耐久性について

塗膜は、太陽光線、雨(水)、大気中の酸素、腐食性因子(塩素イオン、酸性イオン)により劣化します。
その過程において塗膜の白亜化が発生します。白亜化(チョーキング)とは、塗膜表面の樹脂が無くなり顔料が表面に粉状に現れ、触ると手に粉が付く現象をいいます。白亜化の後に、めっき鋼板の腐食が始まります。劣化の経年変化は下記のように進みます。

塗膜の耐久性について

安全に関する注意

  • お施主様ご自身で高所作業を伴う点検やお手入れは絶対に行わないでください。
    落下事故やけがの原因となります。
  • 点検は、外壁や屋根を目視で確認できる範囲にとどめてください。高所作業の場合は、専門業者に相談してください。
  • 再塗装などの補修工事はお施主様ご自身では絶対に行わないでください。専門業者に相談してください。
  • ハシゴや脚立などは壁面に直接立て掛けないでください。キズ・へこみが生じるおそれがあります。
  • 雨などで濡れた屋根の上には絶対に乗らないでください。落下事故やけがの原因となります。